暗闇の鎌【読みきり短編集】
ホースをもう一度掴み、真っ直ぐ横に並ぶ畳の眼を端から順に、押しつぶすように掃除機を掛けた。
ヘッドを走らせるたびに、ブチュリと弾ける音が六つ鳴った。
――ギャアアアアアア!!!!
「……うるせーなぁ。
どうなったかな?
おっ、綺麗に消えているじゃん! やっぱり畳は目にそって掃除をしなきゃな!
二度も殺されるとは馬鹿なやつらだ。
あははははははは!!!!!」
ヘッドを走らせるたびに、ブチュリと弾ける音が六つ鳴った。
――ギャアアアアアア!!!!
「……うるせーなぁ。
どうなったかな?
おっ、綺麗に消えているじゃん! やっぱり畳は目にそって掃除をしなきゃな!
二度も殺されるとは馬鹿なやつらだ。
あははははははは!!!!!」