無力な僕らの世界と終わり
何なの?
初対面の女の子にその態度?
何者??
てか、何様??
ちょっとだけ、うっとりしていた自分を反省。
アイツ、なんか、嫌なヤツだ。
「どした? ひよ?
もしかして、今の男子に、なんか、言われた?」
申し訳なさそうに駆け寄ってきたのん。
「相田瑠樹亜ってゆんだけどさ、やなヤツだから」
……あいだ、るきあ。
るきあだって、変な名前。
そう心の中で毒づいて。
「ううん、大丈夫。あたし、ちょっと、邪魔だったみたいで」
知らない男子に冷たくされて。
実はちょっとショックだったんだけど、笑って誤魔化した。