無力な僕らの世界と終わり
そうゆうとこ、いいなって、思ったの。
なるほどね。
瑠樹亜の特別になれる人って、すごいなーって。
まあ、貴重な存在だよね。
あたしがなれるとは、思ってなかったけどさ。
うん、ひよには難関すぎかな?
だから、ちょっといいなって、思ってただけで。
うん。
でもなんか泣けてきちゃった?
うん。
だって、笑ってるんだもん。
うん、笑ってた。
初めて見た。
でしょ?
あたし、自分で思ってるより、瑠樹亜のこと、好きだったのかも。
かもね。
で、いつからなの?
わかんない、けど、たぶん。
たぶん?
初めて会った時から。