止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
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今日は、友達達がやってきた。
結構、頻繁に顔を出してくれている。
仕事の愚痴や彼氏の愚痴。
今までと、変わらない。
楽しい!!
楽しいけど…
やっぱり、違和感を感じる。
「加奈…?」
「なんでも無いよー!」
雑談していた。
「じゃあ、帰るね!
早く元気になって、
カラオケ行こうね!」
「ばいばーい」
扉が閉まる。
「ふぅー…。」
「お疲れ様!」
りんさんが、私の所にやって来た。
「あのね。
私、明日…
退院する事になったの。」
「そう…ですか。
良かったですね!」
渡されたのは、メアドと電話番号。
2人が経営しているカフェの住所だ。
嬉しかった。
これっきりだと思っていたから。
「退院したら、
行きますね!
絶対に!」
涙がポロポロ出てきた。
「泣かないで?
困った時や
辛くてしょうがない時。
頼ってきて!
私と純が、助けるから!」
りんさんは、何かを悟っているかのように…
「まっ。
俺は、りんを独占出来るから…
嬉しいけどな!」
ひょっこり純さんが、現れた!
「色々と、ありがとうございました。
退院したら、
邪魔しに行くんで!」
「頑張れよ!」
頭を、グリグリ撫でた。
二人ともありがとう!
私、これからも頑張ります!