止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
4


今日は、友達達がやってきた。



結構、頻繁に顔を出してくれている。



仕事の愚痴や彼氏の愚痴。



今までと、変わらない。


楽しい!!




楽しいけど…




やっぱり、違和感を感じる。




「加奈…?」


「なんでも無いよー!」




雑談していた。



「じゃあ、帰るね!

早く元気になって、


カラオケ行こうね!」


「ばいばーい」



扉が閉まる。


「ふぅー…。」


「お疲れ様!」


りんさんが、私の所にやって来た。



「あのね。

私、明日…

退院する事になったの。」



「そう…ですか。


良かったですね!」



渡されたのは、メアドと電話番号。



2人が経営しているカフェの住所だ。


嬉しかった。


これっきりだと思っていたから。


「退院したら、


行きますね!


絶対に!」


涙がポロポロ出てきた。



「泣かないで?

困った時や



辛くてしょうがない時。


頼ってきて!


私と純が、助けるから!」


りんさんは、何かを悟っているかのように…



「まっ。


俺は、りんを独占出来るから…


嬉しいけどな!」



ひょっこり純さんが、現れた!


「色々と、ありがとうございました。


退院したら、

邪魔しに行くんで!」


「頑張れよ!」


頭を、グリグリ撫でた。



二人ともありがとう!




私、これからも頑張ります!









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