止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
一ヶ月後、
歩けるようになった。
普通に、仕事に出来ると思う。
暫く、まだ動けないようにしておこう。
アイツらに、
分からないように、ひっそりと。
この町を出よう。
誰も、私の事を知らない街へ…。
面接を、受けた。
この町に、支店があるらしく…
面接をして貰えた。
そして、合格した。
早速、荷物をまとめた。
明日の早朝に…。
二度と戻らない。
悲しくなった。
泣けてきた。
実家に、帰っても…
アイツらの幸せをを見る程
精神狂っちゃいない。
また、みんなに当たってしまうから。
憎いよ…
殺したいほどに…。
でも、
幸せになって欲しいって
思い始めているのも…
事実…。
昏睡状態から、約一年半…
本当に、
辛かったなぁ。
泣きながら、
手紙を書いた。