止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
今日は、住む所を決められなかった。
やはり…
保証人が居ないのは、無理なのかな…。
そんな時、
りんさんから電話が来た。
「もしもし?
加奈ちゃん?
今日、病院に行ったんだけど…
居なくなっていて、
騒ぎになっていたけど…」
「今、◯◯市の漫画喫茶に居ます。
私は、もう…
戻る事は無いです。」
「◯◯市?!
遠いじゃない!!
しかも、
私達が、住んでる所の近くじゃない。」
病院で、電話しているのか…
響いてる。
「お願いします!
言わないで、ください!」
そして、純さんが…
「子豚!!
馬鹿じゃねーか!
てか、
家族すげぇ心配してるぞ…」
しかも、後ろはザワザワしている。
「知らない…。
裏切り者達の事なんて…
私には、もう関係ない。」
多分、
もしかしたら…
「気持ちの整理をしたいんです。
今、戻っても…
また、あの人達を傷つけると思う。」
「……分かった。
今から、俺達が
行くから…待ってろ?」
そして、ブチっと
電話が、切れた。