止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー

今日は、住む所を決められなかった。



やはり…



保証人が居ないのは、無理なのかな…。





そんな時、



りんさんから電話が来た。



「もしもし?

加奈ちゃん?

今日、病院に行ったんだけど…

居なくなっていて、

騒ぎになっていたけど…」



「今、◯◯市の漫画喫茶に居ます。


私は、もう…


戻る事は無いです。」





「◯◯市?!


遠いじゃない!!



しかも、


私達が、住んでる所の近くじゃない。」



病院で、電話しているのか…


響いてる。



「お願いします!


言わないで、ください!」


そして、純さんが…


「子豚!!

馬鹿じゃねーか!

てか、

家族すげぇ心配してるぞ…」



しかも、後ろはザワザワしている。



「知らない…。



裏切り者達の事なんて…


私には、もう関係ない。」



多分、


もしかしたら…



「気持ちの整理をしたいんです。

今、戻っても…


また、あの人達を傷つけると思う。」



「……分かった。


今から、俺達が

行くから…待ってろ?」



そして、ブチっと


電話が、切れた。




< 28 / 92 >

この作品をシェア

pagetop