止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
住む場所は、りんさん宅の隣にある離れに小さい小屋。
小屋といっても、ログハウスのような…
ガスや水道…お風呂まである。
ここは、純さんの仕事場だったらしい…。
純さんは、アクセサリーデザイナーで
ここで、デザインを考え…
作業をしていたらしい。
今は、パティシエのりんさんに教わりながらスィーツを作っているんだって!
聞いた話だと、
カフェのテーブルや椅子
小物は、全部…純さんと純さんのお友達で作ったそうだ。
「ふぅ…。」
一息着いて、ソファーに座る。
家具は、そのまま譲ってくれたので…ありがたく使わせてもらう事にした。
「モデルルームみたい。」
独り言が、増えると思う。
だって…
喋りかける人が居ない。
心を許した人が居ない。
私は、1人……。
ここからが、スタートライン。
頑張らなくちゃ。
私は、体を洗い…
全ての感情を…想いを
流したい。
急いで、脱衣所に向かう。
自分の体を、まじまじと…
久しぶりに見た。
事故の前より大分…痩せていた。
嬉しいけど…
顔なんか、ヤツれている。
目の周りが、黒い…
老けた…思いっきり老けた自分。
ショックだ。
これから、美容…若さを戻したい。
目標が、また一つ増えた。
目標を、生きる希望に!!
私は、お風呂を出たら…
眠くなり、ベッドへダイブした。