止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
「加奈…
加奈……。」
私を呼ぶのは……
誰……?
やはり、彼見ると…
顔は、ハッキリ見えない。
でも…
彼を見ると…
心がきゅってなる。
でも、悪くない…んだよね。
安心する。
「加奈…。」
どんどん、遠くに行ってしまう。
「まっ…
待って!!」
「また…
直ぐに、会えるぜ!
待ってろな!」
何故か、安心した。
また、会える…。
自然に、目が開いた。
時計を見ると、朝の四時…。
二度寝をしようとしたが、
寝れない。
夢の中の彼…。
「珍しい…。
夢を覚えてるなんて…。」
予知夢なんて、
私…一度も見た事無いし…。
私の思考の塊なんだよ…
夢の中の彼は…私の作った…。
理想の彼なんだろうか…。