止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
私の座っているベンチの前を
色んな人が通る。
私は、公園の景色を無心に見ている。
ある男性に、目が行った。
「……?
何処かで、見た事…。」
ジョギングをしている男性。
かなり筋肉が、ついていて…
日焼けをしているのか地肌が黒い。
サーフィンとか、やってそう…。
私の周りには、居ないようなタイプだ。
そして、失礼だが…好みのタイプでもない。
「……。」
男性をじっと見ていたら、目が合った。
「どっ…どうしよう。」
目が反れない…。
どうしよう…。
男性も、私を見つめている。
さて!帰ろう!
気まずい…。とっさに、立ち…急いで公園を後にした。
私は、逃げるように公園を出た。