止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
「おはようございまーす。」
とりあえず、挨拶をしながらキッチンの中を通る。
キッチンには、
純さんともう1人の男性。
「…?!」
早朝、目が合った男性に似ている。
純さん達は、私に気づかないくらい忙しそうにしている。
それどころじゃなさそうなんで、ホールへと出て行った。
「すいません。」
りんさんに、声を掛けた。
「あれ?!
待っててって言わなかった?!」
あの可愛い男の子を指を指し
「あの子に、
怒られて…制服渡されて
早く来いって言われたんで、
とりあえず制服を着てみたんですけど。」
りんさんは、男の子を睨む。
「大輔め!
あとで、怒っておかなくちゃね!
とりあえず、
食べ終わった後のテーブルの片付けと案内をお願い!」
りんさんは、お客さんに呼ばれて居なくなってしまった。
とりあえず、片付いて居ないテーブルに向かい…お皿を下げる事にした。
その間にも、
りんさん・可愛い男の子と女の子は、無駄なく動いている。
「すいません!
こっちのテーブル終わりました。」
手を上げて、指示を待つ。
案内を、女の子が気がついて。
待っている人を案内する。
次々とテーブルの片付けをして、
余裕が出来たので、
溜まっている洗い物を片付ける事にした。
「りんさん。
食器とか、かなり溜まっているので…
洗って来ちゃいますね?」
「ありがとね!
こっちは、大丈夫。
洗い物をお願い!!」
私は、キッチンへと向かう。