止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
「いただきまーす。」
私は、りんさんと遥ちゃんの間に座る。
真っ正面には、大輔君。
美青年とは、この人の事を言うんだろうなぁ。
見ていると、
「やぁだ!加奈さんって、大輔さんみまたいな顔が好みなの?!」
興奮しながら、私の顔をみる。
「うーん…。
確かに好みの顔なんだけど…。
観賞用ならば、好きだなぁ…。
性格が、残念だけど。」
みんな、キョトンとして…
顔を見合わせて、大爆笑。
「俺だって、お前なんか好きじゃねーし?性格残念でもない!」
「あっははは!
大輔の今の顔!複雑そうだな。」
純さんが、大輔の頭を撫でる。
こうやって、みんなと食べると学生時代を思い出す。
ドラマの話とか恋バナをしたりとか。
馬鹿やって、笑いあってさ。
毎日、楽しみで仕方なかったし
輝いていた。
また、今の事を輝いていたなって思えるように…
毎日、生きなくちゃ!
あんな奴ら…居なくても、楽しい素晴らしさ人生を送ってみせる。