止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
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「マジで?!
俺も、なかなか一緒に行く奴居なくてよー…。
DVD出るまで、待つんだよなぁ。
ホラー仲間が、出来て嬉しいな!」
それは、嬉しいそうに語りかけてくる。
「それじゃ、
ゲームとかもするんですか?」
「勿論!
ゾンビゲームやら幽霊のゲームやらクリア済みだぜ!
加奈ちゃんは?」
「従兄弟が、大好きで…
プレイしている横で見てました!
見るの専門ですけど。」
テンションが、上がっている景吾さん。
余程嬉しかったんだろうなぁ。
「映画見に行くの何時にします?」
「今からでも!
…と言いたい所だが、この後はスポーツジムの勤務だしな。
クソー見てぇのになぁ。」
頭をかきむしりながら、悔しそうに言う景吾さん。
「まだ…
時間は、ありますし…
何時でも、良いですよ?」
なだめる様に、景吾さんに言った。
自然に笑顔になった。
景吾さんは、熱血タイプだけど…
子供みたいに純真な心を持っているんだなって…
また、新たな景吾さんを知る事が出来て幸せを感じている私だった。
「それじゃ、来週の定休日の前日はどう?
ナイトもやってるし、終わったら俺ん家でホラー映画鑑賞会とかも良いなー。」
初デートで、家に行くとか!!
めっちゃ、嬉しい!!恥ずかしい!!
「流石に、俺ん家はダメだよなー…。」
「是非!オールしましょ!」
思わず景吾さんの手をガシッと掴んだ!
「良かった!!
じゃあ、決定な!!」
そして、デートは来週に決まった!
嬉しくて、嬉しくて…
早く来週にならないかなー!