止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー


デートまでの時間が…



長く感じる。



時計を見る回数が、多くなった。


そんな時、



「そんなに、あのホラー映画楽しみか?」



ひょっこり、私の前に顔をだす景吾さん。




「俺も、楽しみだけどな!」




いつもの笑顔で、言って仕事に戻っていった。






胸がキューっとなる。



そして、胸がじわじわと暖かくなる。







「「朝から、ご馳走さまです」」



りんさんと、遥ちゃん。


めっちゃ、気持ち悪いニヤニヤした顔で見てくる。





「からかわないでください!」





顔が、熱くなったのを隠す為にフロアに逃げた。






「加奈ちゃん可愛い!」




りんさんの声を尻目に、掃除にとりかかる事にした。








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