止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
18
暖かい…。
誰かの温もり……。
安心する……
ドクンドクン
心臓の音がする…
「……。」
うっすら…目を開ける。
そこには、大好きな景吾さんの匂いに包まれていた。
夢を見ているのだろうか…
上を向くと、すやすや眠る景吾さん。
なんだ?!このベタな展開は?!
これは、私では無く美少女が陥る展開だでしょうがっ!?
しかも、お酒の勢いで告白しちゃった……うわー…
顔合わせづらいよ。
この状態は、流石にツライ。
景吾さんに、抱きしめられてるんだからさ!こう…向きあった感じでさ。
ひぃいいぃ!!
美形だよ!景吾さん!
でも、ヒゲが生えかかってますが…それがまた良いな。
まつ毛長いなぁ!!
暫く、景吾さん観察をしていた。