Love is -memoryー
「ただいま」


「お帰り。遅かったね」



走ってくると言って出て行ったわりに随分時間がかかった



「ちょっと。ビジネス街で理桜たちに会って色々」



「理桜誰と居たの?」



孤高というか、誰かとプライベートで会うなんて想像できない



「桜井センセ」



「え?」



「彼女倒れて、大地に診せて理桜のマンションに送ってきた」



倒れたって……



「先輩はなんて?」



「過労と貧血。碌に睡眠と食事をとってないって」



「……大丈夫かな?」




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