Love is -memoryー
「聖司。大丈夫だった?」



帰宅すると珍しく愛美が待っていた



「店の方はまあ混乱はなかった。大地の話だと彼女の方は深刻らしい」



「……そう」



「理央自分を責め過ぎなきゃ良いけど」


聖司の話を聞くと益々心配になってきた。先輩からも電話が入っていて。



「聖司。またお使いお願いして良い?」



「今度は何届ければ良い?」



今の私にはこれくらいしかできないから。


弱っている彼女の体に負担にならないもの



少しでも栄養になるものを

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