未成年・恭~【恭&綾シリーズ】2
車に乗り込んで、エンジンを掛ける。
家に着いたら、綾に電話しよう。
メールより電話だ。
声を聞いて、声で伝えて、もっともっと綾に近付きたい。
綾と――そうだ、約束をしよう。
何か――、どこか――、次へ繋ぐ何かを俺と約束してもらうんだ。
『俺のことはもういい。気にするな』大輔さんの言葉がよぎった。
この言葉を俺がとても恐れていることに気付いてしまった。
恐れている――そうだ、俺は綾からこの言葉を告げられることを恐れている。
確かなものがないから。
そんな不安を感じる理由がないくらい近付きたい。
家に着いたら、綾に電話しよう。
メールより電話だ。
声を聞いて、声で伝えて、もっともっと綾に近付きたい。
綾と――そうだ、約束をしよう。
何か――、どこか――、次へ繋ぐ何かを俺と約束してもらうんだ。
『俺のことはもういい。気にするな』大輔さんの言葉がよぎった。
この言葉を俺がとても恐れていることに気付いてしまった。
恐れている――そうだ、俺は綾からこの言葉を告げられることを恐れている。
確かなものがないから。
そんな不安を感じる理由がないくらい近付きたい。