青春トラベル
もう一人の自分
4月11日火曜日午後3時15分現在


「よし、今日のHR(ホームルーム)の時間は学級委員と委員会を決めるぞー。」



「えーーーーー」



教室に不満の声が溢れた。それもそのはず、、、



「先生!、教室席替えするいったじゃん。しないの?」




一番最初に切り込んで行ったのは《橘結衣》多分このクラスで1、2を争うくらいの夜叉である。←荒れくれ者



「あぁ、それなんだがなんか一週間後に生徒総会あったみたい笑。だから、早く決めないとまずいんだよねー。」



こいつはなんで教師やってんだろ?って思うくらい超適当なうちの担任《三浦真》。


「じゃあさ、先生、いつやるの?」



橘が仕掛けに行った。




「今でしょ!!!」



見事に乗っかる三浦先生。


「じゃあ、席替えねー♡。」


「しょうがないなー、今回だけだからな♡」


「せんせーい。来週生徒総会あるんですよね?今日決めないとまずいんじゃないですか?また、教頭に怒られますよ?」



彼女の名前は、《如月夏美》。可愛くて、頭が良くて、性格もいい、クラスのマドンナ的存在な人である。



「あっそうだったわ。如月、お前委員長しない?」


「えーどうしよう。」


如月が困っていると、先生は更に如月を追い詰めた。


「いつやるの?」

「今でしょ!!!」


ニヤリと笑う先生、ハッと我に返る如月


「じゃあ、如月任せたぞ笑」


「はぁー。しょうがないなーもー。」



「よし!あとは委員会だな。どこ入りたいかちゃんと決めとけよ。今日もう時間ないし明日の放課後やるからなーー。あっ、そうだ如月と橘放課後ちょっと残ってくれ、手伝って欲しいことがあるんだが」





まさかこの時は、あんなことになるなんて思ってもみなかった。

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