『夜、嘘、真実、過去、現在』
あなたを
淋しさを埋めたくて

あなたの詩に逢いに行ったわ


あの頃あたしを夢中にさせた、痺れる吐息に逢いに行ったわ


あなたの囁く愛と憎しみがあたしの骨の髄までとろけさせた



あたしに歌ってるわけじゃないのに


あたしに向かって射たれた矢じゃないのに



暖かいのよ……あなたの言葉は





あなたを愛している


あなたをみつめている


でも…此処にいるときだけの…器用で哀しい心の泣き声



此処だけの想いなの







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