『夜、嘘、真実、過去、現在』
突き刺さる氷柱はいやに生々しく抜かれた 

表面は冷たいくせに蠢く仕草に熱を感じる 


あたしのナカは暖かいだろうか 


下手なセリフを耳元で囁く舌が耳障りよ 


ただ最初から存在する言葉を並べて突いても心が拒否している 


躰を自由自在に占有したって見上げた瞳には何も映らない 


それでも瞳の奥には…まだ見ぬあなたの姿が涙と共に浮かんでる 



確かに見えたの 



あなたの…姿 



確かに見えたのあなたの世界 



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