ずっと好きだと言えなかった
今日はエイプルフールではない。もしかしてドッキリ?なんて思うが千葉君の目は至って真剣そのもの。だいたいふざけて告白するほど千葉君はバカじゃない。なら何で、



「謝る」

「…えっ、」

「俺が何かしたなら謝る。だから、無視とかするなよ」

「…謝らないで。千葉君は悪くない」



悪いのは全部、わたしだから。
わたしが弱いせい…
そう言えば千葉君は否定する。



「千葉君には分からないよ」



が、わたしはそれを否定した。
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