ずっと好きだと言えなかった
暇潰しに本を読む。本に没頭していると後ろから足音が聞こえた。


誰か入ってきたのかな?わたしが言うのもなんだけど朝から図書室なんて物好きだ。


ペラッとページを捲る。


誰が入ってきたのかは分からいけど然程気にせず本を読む。


すると突然―――ポンッと肩に手をかけられた。



「ひっ!」



ビクッと肩を揺らす。
大袈裟でもなんでもない。
本当に吃驚した。
本に集中する女の子に背後から近寄るのは誰!?
と思いながら振り向く。
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