ずっと好きだと言えなかった
葛藤している間もわたしと千葉君は相合い傘。
千葉君と並んで道を歩いている。
ぐるぐる、頭が回る。
あれ?可笑しいや。
さっきまで商店街だったのに。
いつの間にこんなところに来たんだろう。
ぼんやりしすぎた…。


千葉君を見上げると無表情で前を見据えていた。
わたしの視線に気付いたのか目だけを此方に向ける。
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