泣き虫主人と毒舌メイド
◆service01◆
「汚いとはなんだ!」
目の前にいる少年が怒鳴りました。
怒りで肩を震わせながら。
更には威厳を保とうと胸をはっているのだが、
涙を溜めたその目はまるでそこらの小さい子。
全然怖くない。
むしろ残念。
ですが。
「オレはお前の主人だぞ!」
そう、彼こそがわたしのご主人様なのです。
目の前にいる少年が怒鳴りました。
怒りで肩を震わせながら。
更には威厳を保とうと胸をはっているのだが、
涙を溜めたその目はまるでそこらの小さい子。
全然怖くない。
むしろ残念。
ですが。
「オレはお前の主人だぞ!」
そう、彼こそがわたしのご主人様なのです。