遠距離恋愛
打ち明けた恋心
カフェ。


「一花!お待たせっ!遅くなってごめんねー。待った?」

「ううん、大丈夫」

私がそう言うと、正美は笑顔で席に座った。


三村正美(みむらまさみ)は私の大切な親友。

ショップ店員として働いていて、とてもオシャレな女の子。

最近ずっと会ってなくて、今日久々に会うことができた。


私達は二人揃ってケーキセットを頼んだ。

正美はレアチーズケーキで、私は苺のショートケーキ。

運ばれて来たケーキとコーヒーに、自然と笑顔が浮かぶ。


「一花はほんと嬉しそうな顔するよねー。子供みたいで可愛い〜」

「えっ、だってケーキ大好きだし。正美だって超笑顔になってるよ?」

「ふふ、まあそうなんだけどさ」

そう言うと、正美はケーキを一口食べた。


…上品な食べ方。

普通に一口食べただけなのに、とても上品に見える。

正美の全体的な雰囲気が、私より断然大人っぽいから、そんなふうに感じるのかな。

昔から思ってることだけど、同い年なのに、私のほうが年下みたい。

タイプが全く違うんだよね。

正美はお姉さん系で、とても大人っぽい。

綺麗なお姉さんなんだ。
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