遠距離恋愛


それから私達は毎日のようにメールで話すようになっていた。

タクヤとメールで話してると凄く楽しくて、気付けばメールを心待ちにしている自分がいた。

昔から知ってる人みたいな感覚っていうのかな?

すぐに打ち解けられた。


『今日は部活の練習試合だったんだけど、俺超活躍して顧問にめっちゃ誉められた(≧∇≦)フラワーにも見せたかったなぁ。笑』

読んでると嬉しくて、ニコニコなっちゃう。

タクヤはテニス部なんだよね。

私も中学時代はテニス部だった。

こんな些細な共通点が嬉しかったり。


『よかったね!タクヤの活躍、見たかったなぁ(^ω^)』

『ありがと(≧∇≦)フラワーに誉められるのが一番嬉しいわ。笑』

…ドキッとした。
一番嬉しいの?
私に誉められるのが?

タクヤとメールしてると、結構ドキッとする瞬間があったり…なかったり。

いや、あるのです…。
ありあり。

うわっ、顔熱くなってきた…。

なに勝手に照れてるんだろ…恥ずかし。

別に…深い意味はないよね。

ないないっ!

もう、私は何を考えてるんだ!


気を取り直して…。
返事打たなきゃ。
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