【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
恋人って……あの恋人?
付き合うとか、そういう……。
「ええぇ~っ!?」
「あはは、目、真ん丸」
そりゃあ真ん丸にもなるよ!
だってまさか、萱島君と律希ちゃんがお
付き合いしてただなんて……!
「……中学生の時の話だし。ていうか、
二ヶ月だけでしょ」
「ま、そうだけどねー」
そっかそっか、だから二人とも、なんか
フレンドリーなんだね……。
付き合うとか、恋人とか……なんかもう
、想像もつかない大人の世界だなあ、な
んて思いながら二人を見つめる。
律希ちゃんは、はあ、とため息をつくと
、萱島君の腕を振り払った。
「触んないで、キモい」
「キモ……!?ちょ、仮にも元カレにそ
れは酷くない?」
「彼女に見られたら誤解されるよ」