【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
何が楽しくて嫌いな女なんかと班作って
まで遊ばなくちゃいけないんだか。
「じゃあ俺、見学」
そう言ってベンチに向かおうとすると、
後ろから吉馬に抱きつかれた。
そして吉馬が、苦笑いで俺に耳打ちする
。
「あのね、君、自由すぎ。女の子たち、
さっきから苦笑いだからね?」
「あっそ。別にどーでもいいし」
吉馬の言う女の子たち、っていうのは、
俺らが同じグループになった二人。
吉馬がどこからか連れてきた。
「もー!なんのために彼氏持ちの女の子
連れてきたと思ってんだよー!皐の為な
んだぞー!」
俺はフリーの女の子狙いだったのに!と
嘆く吉馬。
この吉馬の女好きにはまったく共感出来
ない。