【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
そしてなんでそんな吉馬といつも一緒に
いるのかが最早自分でも意味不明。
「ほら乗り物とか、俺が隣に乗るからさ
?ね!」
「なんで吉馬と……」
「いや俺だってなんで野郎なんかとテー
マパーク楽しまなくちゃいけないんだよ
って感じだよ!?」
「じゃあ俺の事なんて───」
放っておけばいいだろ。
そう言おうとした声は、言葉にならずに
消えていった。
俺の視線の先に、あるものを見つけたせ
いで。
そこには、如月が居た。
それから、如月の友達の笹野と……男、
二人。
しかも片方は……。
じ、と如月を見つめていると、如月が、
班の男に笑いかけてるのが遠くからでも
わかった。