【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~





ニコニコしながらそう挨拶してくれた萱
島君に、「おはようございます」と挨拶
を返す。



チラ、と千明君の方を見ると、千明君と
目があって、「おはようございます、千
明君」と挨拶をした。



すると、「ん」と短く返事してくれた。



「ていうか笹野酷くない?俺の声、聞こ
えてたくせに無視しないでよ!」


「ごめん。応答する価値すら見いだせな
かった」


「酷いっ!ほんと鬼畜!」



ガーン、と効果音でも付きそうな表情の
萱島君と、ツン、とそっぽを向いてる律
希ちゃん。



二人のこういうやり取りはいつものこと
で、最初はハラハラしてたけど、今じゃ
微笑ましいくらい。



「んじゃ、皆揃ったし行こっかー!」



レッツゴー!、と拳を突き上げた萱島君




ここからテーマパークまで、班ごとの行
動なんだ。





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