【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
それに、萱島君も……吉馬さんもいる。
「はやく消えてくれないと、いい加減怒
るよ?」
冷笑を浮かべながら、吉馬さんがそう言
うと。
「あ、あはは~……彼氏いたんだ、ごめ
んねー……」
なんて言いながら、皆去っていった。
……あれ、何だったんだろう?
遊びたいんじゃなかったのかな……?
そう一人不思議に思いながら、みるみる
小さくなっていく背中を見つめていた。