【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
なんて急に言われて、思わずお茶を落と
しそうになってしまった。
「え!?……あの…えっ」
ボボボっと顔が熱くなる。
「一応もういっかいいっとこと思って。
……だけどもう…無駄かもな」
「え?」
最後の方はよく聞こえなくて聞き返すと
、なんでもねえ、凌斗君は笑った。
そんな凌斗君を、切ない気持ちで見つめ
る。
ごめんね、凌斗君……。
私、凌斗君の気持ちには答えられないや
。
だって、気付いちゃったんだもん……。
私、皐君が……好き。
恋愛感情とかよくわからなかったけど、
きっとこれは恋愛感情で、好き。
皐君が、好きなの。