【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
茶髪さんはその目を大きく見開いて。
「……ん?茶髪さん?あ、俺?……てか
、お世辞じゃ無いんだけど……」
なんて言ってから、ジーっと私を見つめ
てきて。
ちょっと納得したように頷いた。
「……素で天然な子は、初めて見たなぁ
……こりゃモテるわ」
「へ?」
「や、なんでもないよー。俺は城田吉馬
。吉馬で良いからね!」
ヨロシク~、と手を差し出されて、それ
に応えるように私も手を伸ばして、握手
した。
「如月杏子です。よろしくお願いします
ね、吉馬さん!」
「んで、こっちは離宮皐だけど……まぁ
、知ってるよね?」
離宮君を指しながら首を傾げる吉馬さん
。