【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~





「それじゃあ、今日はとりあえずここま
で」

「うんっ、わかった!」



二月、初旬。



あれから俺と杏子は順調に付き合ってい
て、家庭教師も続けている。



最近じゃ、数学だけじゃなくて他の教科
も教えていたりする。



杏子は飲み込みが早いから、今じゃ学年
上位保持者の一人だ。



ほんとは家庭教師の最中も、杏子にムラ
ムラしちゃって結構危険な状態なんだけ
ど、杏子があまりに勉強熱心だから、ど
うにか理性は保ててる。



というか、杏子の部屋で杏子を襲ったり
出来ないし……。



ただ、時折キスはさせてもらってるけど
、俺だって健全な男子高生だ。その先に
行きたい、と思うのも普通なわけで。



俺はいつでもそういう準備は出来てるけ
ど、きっと杏子は出来てないだろう。



むしろキスの先の行為を知ってるのかす
ら謎だ。



はあ、と思わず憂いたため息をつきそう
になった時。






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