【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
また会うなんて……って。
「だってカーディガン汚しちゃったから
、洗うだけだよ?」
そう言うと、律希ちゃんは分かってない
わねぇ、とため息をついてから。
そんな所がいいんだろうけどね、なんて
言っていた。
───三日後。
「ねえねえ律希ちゃん!」
「ん?」
「離宮君のクラスってなん組かな!」
そう尋ねると、律希ちゃんは一瞬目をぱ
ちくりとさせてから、ニヤッと笑った。
「なぁに?愛の告白でもするのー?」
「告っ……!?ち、違うよ!」
なになに!?なんでそんなでっち上げ言
うの!?
おろおろと焦る私を、クスクスと笑う律
希ちゃん。
もう……。