あなた
「行ってらっしゃい♪龍、理穂、気を付けてね。」


「はぁい♪行ってきます♪」


龍のお母さんに見送られながら外に出ると黒い車が止まっていた。


ウィー
窓が空き龍が話しかけた。


「さすが営業マン!時間通りですよ。成宮さん♪」


「龍ホント今日はいきなり悪いなぁ~!まぁ乗ってよ♪
理穂ちゃんもさぁ乗って、乗って♪」


この人が成宮さんかぁ。
優しそうだなぁ。

ってか年上だったんだぁ。

何て事を考えながら龍が助手席、私が後部座席に乗り込んだ。

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