あなた

「行かないで…」


「えっ?
あっ…起きてたの…?」


あれ?小谷…?

今のは…
夢…
かぁ…


「ぃや、ごめん。
夢見てた。ってか何で小谷がいるの?」


「小谷君が宮本さん運んでくれたのよぉ~♪
昼休みだって言うのにずっと心配して横に居てくれたのよ♪
もぅ頭大丈夫?
まだクラクラするようだったら今から病院連れて行くけど?」


「あっ。大丈夫です。授業戻ります。
ありがとう…小谷…」


「ィヤ…その…
ボール当てたの俺だし!
取り合えず教室戻ろうぜ!!」


小谷って意外といいヤツだったんだぁ。

ただのサッカーばかではなかったんだな。



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