くるうみ。~あなたと過ごした3日間~
「あいたっ! 今度は脳みそがバラバラに……」


「なればいいじゃん!」


あたしは思いっきり叫んでた。


ポロポロと涙を流しながら。


「野島のバカ……! なんで由美ちゃんと美紀さんのところにいないのよ! アルバイト代がパーになるでしょう……さっさと行きなさいよ!
あたしの事なんかどうでもいいくせに……そんな風にあたしをかき乱してなにが楽しいのよ!」


あたしは野島の背中をぐいぐいと押した。


「さあ、行きなさいよ!美紀さんや由美ちゃんと仲良くしてきなさいよ!
あたしもあんたのことなんかどうでもいいんだから……誰とでも仲良くすればいいんだわ!
あたしだって……あんたのこと気になんかならないんだからっ!!」


溢れる涙を拭わずに、体重全部をかけて野島を押しだそうとしたけど……。


野島の足はびくとも動かなかった。


それでもあたしは意地になって押し続けてると、背中に触れた手がいつの間にか野島に掴まれてたから、振りほどこうと力の限り振る。


「離してよ! あんたなんかに触られる覚えはないわよ! あたしの家族でも友達でも……恋人でもないくせに!」


あたしは無我夢中でそう叫んだ。
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