くるうみ。~あなたと過ごした3日間~
「鈴本美代さんはね、わたしがジャーナリストになるきっかけをくれたの。
わたしの家はわたしが幼稚園の時に両親が離婚して家族がバラバラになって、小学校に上がったら家に帰っても誰もいない鍵っ子だった。
同級生には片親っていじめられて登校拒否になったて家に引きこもった時、お父さんが心配して山潮の透ん家まで連れてきてホームステイみたいな事をさせてくれたわけ。
でも人見知りが激しかったあたしは透以外の誰とも遊ぼうとしなくて孤立してたの。
そんなとき、通りかかった道で畑から声をかけてくれたのが美代さん。
畑からいちごを摘んでみんなで食べなさいとカゴいっぱいに渡してくれて、それがきっかけでわたしはみんなと少しずつ話して遊べるようになったの。
わたしはそれ以来たびたび美代さんのいる畑を訪れて、いろんなお話をしたわ。
美代さんからは本当にたくさんの不思議なお話を聴いて、それを纏めてみたいと思うようになった。
思えば、それがジャーナリストとしての萌芽だったんでしょう。
透からカメラを借りて美代さんを撮ってるうちにハマってもっと綺麗に撮りたいと思うようになったし、いろんな真実を切り取りたいと願った」
わたしの家はわたしが幼稚園の時に両親が離婚して家族がバラバラになって、小学校に上がったら家に帰っても誰もいない鍵っ子だった。
同級生には片親っていじめられて登校拒否になったて家に引きこもった時、お父さんが心配して山潮の透ん家まで連れてきてホームステイみたいな事をさせてくれたわけ。
でも人見知りが激しかったあたしは透以外の誰とも遊ぼうとしなくて孤立してたの。
そんなとき、通りかかった道で畑から声をかけてくれたのが美代さん。
畑からいちごを摘んでみんなで食べなさいとカゴいっぱいに渡してくれて、それがきっかけでわたしはみんなと少しずつ話して遊べるようになったの。
わたしはそれ以来たびたび美代さんのいる畑を訪れて、いろんなお話をしたわ。
美代さんからは本当にたくさんの不思議なお話を聴いて、それを纏めてみたいと思うようになった。
思えば、それがジャーナリストとしての萌芽だったんでしょう。
透からカメラを借りて美代さんを撮ってるうちにハマってもっと綺麗に撮りたいと思うようになったし、いろんな真実を切り取りたいと願った」