The string tied.


ピピピピピピーー、、
ピピピピピピーー、、


「んーーーーー、、うるさ、、」


寝返りをうちながら、再び寝直す。


「碧ー、ちょっと寝過ぎなんじゃないの?なに、学校休みなの?」

お母さんの声が聞こえる。



わたしの寝ぼけた脳がお母さんの言葉をゆっくりと理解し始める。


学校?
寝過ぎ?
休み?




は?今何時?

手探りで時計を探す。


ガチャンッ




あまりに雑に探していたので、自分の手で時計を落としてしまった。
その音に驚いたわたしは、すっきり目が覚めた。


上体をおこし、時計を拾い上げる。



8:35




「え。」







今日も一日が始まった。

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