The string tied.


入学式は、だらだらと長く続いた。

私は、早く教室へ行きたかった。

短気でめんどくさがりな私には、いくら念願の学校とは言えど、既に退屈な数時間となってしまった。ーーー



「ではこれをもちまして、入学式を終了致します」







ーーーー、、、はっ!
しらぬ間に寝ていた。終了という言葉に脳が反応して半ば飛び起きる形となった。


そうして私はうとうと目を擦りながら体育館を後にし

「1-7」と書かれた表札のある教室に入った。


一気には眠気は覚め、自分の席を探し、着席。


運が良かった、窓際の一番後ろだった。


そこで私は数分間、なんの会話もない緊張感漂う静かな教室で担任を待っていた。

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