本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
「藍原の好きは憧れの好きだろ?先輩として憧れてるってことだろ?ずっと元彼のこと考えてるんだろ?比較してんだろ?そんなにあいつがいい?」




「ち、違います!!私が好きなのは先輩、杉原翔真先輩です!高城さんと話しているのみてすごく辛かった。苦しかった。先輩といるとドキドキしてさっきは目も見られなかった。これは好きでしょ?本当の好きですよね?」




「藍原・・・」





「先輩が言ったんですよ。本当の好きを教えてあげるって。教えてください。もっと先輩が私を好きだってこと、教えてください」




疑われて悔しかった。自分の気持ちを全部否定されたみたいで。だから止まらなかった。


でも、先輩がまた不機嫌になったら私は謝ります。先輩に無視されるのは嫌だから。
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