本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
「・・・そうだよな。藍原が俺を選んでくれたのに俺、余裕なさすぎ。ごめん。でも、俺に気持ちがないとかあんなことだけは言わないで」




「先輩も私の気持ち疑わないでください」




2人で見つめあって笑い合う。先輩の笑顔がふっと消えて顔が近づいてきた。



それを合図に私はゆっくりと目を閉じる。初めてのキスは大好きな先輩と。




たとえ、明日に待ち受けていることが衝撃的なことだとしても今はただこの優しいキスに酔いしれていたかった。
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