本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
「大丈夫?少しだけ震えてる」




「ちょっと暗くて怖いかなって。でも大丈夫です」




「無理すんな。部活のときも電気消しただけで怖がってたもんな。はい」




差し出された手。顔を見ると優しく笑う先輩。怖い。少しだけ甘えたい。


その手に自分の手を重ねようとすると突然携帯が震えた。
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