本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
嗚咽を漏らしながら泣く狩野さん。こんな姿を見て私を恨んでるなんて全然思えない。



みんな、それぞれに秘密ばかりだからこんなにうまくいかないんだ。



話してしまって、それで陥れられたのならそれは私の選択ミス。



それはもう、仕方ないと思うしかない。なら賭けてみよう。



どうせ、もう後戻りはできない。先輩が私を守ろうとしているものを私が突き止める。




「・・・狩野さん、あの・・・」




「いつまでサボってるつもり?」
< 219 / 470 >

この作品をシェア

pagetop