本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
「お前が俺に逆らうからだ」




スカートの下に隠されたお仕置きの跡は今でも少し痛む。


紫色に変色したその跡は彼の怒りの象徴。そして彼の愛情の表現方法。




今日もまたお仕置きの跡が増えることが決定だな。


席を立って一言だけ彼にメールを送ることにした。




【ごめんなさい。今日は残業になりました】




パタンと閉じた携帯。


どうしても、流行りに乗れなくてスマホにはできない。昔からそうだった。



周りの波に乗れなくて置いてけぼり。
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