本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
とても低くて口調は荒く威圧感のある先輩の声。

いつもの優しい先輩と違う。肩を抱く腕は力強くて逃がさないからと呟く。




『えっ?ど、どういうこと?な、なんで今更そんなこと・・・』




「そんなことじゃねえよ。彼女ヅラしていじめたり髪の毛切ったりしたって聞いて俺、お前のことマジで許せねえんだけど!お前の髪の毛も切らせろよ」



『そ、そんな無理よ。だいたいいつの話してるの?そんな昔のこと・・・』




「じゃあ一言、謝るだけでいいから謝れよ。それで終わりにしてやるから」
< 62 / 470 >

この作品をシェア

pagetop