本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
「でも・・・気づいてあげられなくてごめん。藍原の態度がおかしかったし避けられてるんだから何かあったんだろうなと思ったんだけど・・・彼氏ができたからなんだって勝手に思い込んでた」




優しく髪を撫でる手は止まらないけど先輩の声はどこか動揺してるように聞こえる。




「先輩?」




髪を撫でる手を掴んで先輩を見ると悲しそうな表情をしている。


そんな顔をさせたいわけじゃないの。
優しい先輩にはいつも優しく笑っていてほしい。
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