私はヴァンパイア

「何故理由が無いと決めつけるんだ？」

男の動きが止まった。

「理由はかんたんだ、そいつは人間ではなかった」

理解不能の男。

「だからね、あいつは妖怪に取り付かれてたんだ、だから一度殺して人間のあいつをいきからせてあげようとしたんだ、でも、」

私はそこで話をやめた。

「でもなんだよ！陵は生き返るんだろ！」

「陵と言ったな、陵は妖に心臓をとられてしまったんだ」

「他に方法があるはづだ！」

無理だと言っても、あきらめない、そんな真っ直ぐな心がいつの間にか私はきにいっていた。

ーこの男ならあの方法が出来るかもしれないー