私はヴァンパイア
「フン、私を誰だと思ってる」

零はニッと笑うと刀をすべて抜いた

「いてぇ、もう少し手加減しろよ」

う…出血半端ねぇ

零はすぐに龍の助けに入った

私は…

「みう!…こっちだ」

私は出血の特にひどい左腕を抑えながらみうを窓から出した

「ここを動くなよ」

建物の影になってあいつらから見えない所へみうを送ると私は龍達の元へ向かおうとした

が、みうに腕を掴また

「いっ…」

いてぇよ馬鹿野郎

「あ…ごめん……行かないで…このままじゃ…桜さん…」

みう声が震えてる

私も分かってるよ、最悪の場合自分がどうなるか

「でも…私は行かなきゃいけない、龍と零を置いてけない。私は大丈夫だから」

みうは不安そうだったけど、こうするしかないから、ごめんね

でも…

「必ず帰って来るから」
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